☆ケアの質が向上!介護施設でのケアカンファレンスの重要性☆

2022/12/08

☆ケアの質が向上!介護施設でのケアカンファレンスの重要性☆

介護現場では、介護職だけでなく看護師やリハビリスタッフなど多様な職種の方々が活躍されています。入居者様の命に関わるお仕事なので、介護職だけでは対応しきれない医療的アプローチをはじめ、各専門職の見解が重要になるわけです。

その上で、入居者様に関する情報共有は各々の職種間だけでなく全職種間で共有されるべきなのですが、そのために「ケアカンファレンス」というものがあります。

今回、そんなケアカンファレンスの意義について見ていきたいと思います。


①ケアカンファレンスとは?
・介護施設における会議のことで、略して「カンファ」とも言われます。
・介護職や看護師をはじめ多様な職種の方々が集まり、入居者様のケアの質を高めるためにケアプランの評価・見直しを行います。
 ※施設によって開催頻度や議題、進め方は様々です。

②主な参加者
介護職・看護師・医師・ケアマネ・ご家族・施設管理者・機能訓練士・栄養士・民生委員・福祉用具担当者 など

それぞれの立場としての見解を述べることができるので、参加者は色んな角度から入居者様の現状や抱える問題、その対策を考えることができます。

また医療知識はもちろん、業種を超えて色んな知識を共有し合うので職員全体の専門性が高くなり、スキルアップも見込めます。その結果としてケアの質が向上することが期待されています。
特に介護のお仕事を始めたばかりの方にとっては、より深い学びの機会として参加すべき会議というわけです。

③ケアカンファレンスへの介護スタッフの参加は重要!!
・最も入居者様やご家族と接する機会が多い
・入居者様の日頃の心身の変化に気付きやすい
・ご家族の想いも汲み取りやすい
・入居者様の生活支援と身体介護を行うので実際のADL・QOLを知っている
・普段より入居者様とのコミュニケーションが多いので相手の興味関心や悩み、価値観などをよく知っている

ということで、介護職は他職種よりも入居者様と関わっている時間が長い分、共有すべき大切な情報が多くあると思います。

そのため、ケアカンファレンスに参加される際の介護スタッフの心得としては、
・事前に入居者様の状態をよく把握しておく
・会議の目的や議題に対して予め自分の考えを整理しておく
・積極的に発言すべきだが他者の意見も非難せずにしっかり耳を傾ける
・他の意見の良いところを探す
・分からないことはそのままにせず質問する

といったことを意識すると有意義に参加できるのではないでしょうか。

入居者様の状態は日々変わるものなので、ずっと同じままのケアプランというものはないと思います。
定期的に施設全体で話し合い、より相手にとって質の高いサービスを目指すことが大切です。
やるからには無駄な会議にならないように、しっかり対策をしてカンファに臨めると良いですね♪

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