老老、認認介護

2020/12/03

老老介護、認認介護をご存知ですか?
今回は、以前にも少し触れた老老・認認介護についてお話していきます。

◆老老・認認介護とは
老老介護は、高齢者が高齢者を自宅で介護すること、
認認介護は、老老介護の中でも、
認知症の人が認知症の人を自宅で介護することをいいます。

◆老老介護の割合
2019年の厚労省の発表では、介護者と要介護者がともに65歳以上の割合は、59.7%
2001年から19.1ポイント上昇。
ともに70歳以上の超老老介護は、33.1%になります。

◆老老介護の問題点
 ・精神的な負担から要介護者への虐待行為につながる恐れが

 ・肉体的・精神的な限界が来て「共倒れ」の危険性が

 ・強いストレスから介護者の認知症の要因になる可能性も


◆認認介護の問題点
介護が必要になった理由で最も多いのは認知症の発症で、実に24.3%
認認介護は老老介護の中でも特に事故が起きやい介護状況の1つです。
認認介護で起こりうることは、
 ・食事など必要な介護をしたかどうかを忘れてしまう
 ・生活に必要な家事や支払いなどを忘れ、生活環境が維持できなくなる可能性も
 ・火の不始末などによる火事や事故のリスクが高い

いつの間にか認知症になり、気づいたら認認介護になっていたというケースも多いようです。

老老介護が増えている要因には、
高齢化はもちろんですが、核家族化や、金銭的な問題、家族や近所の人に頼ることへの抵抗感などがあります。
1人で悩まず、子供や兄弟、親戚、そして行政に相談することが、深刻な状況を防ぐ方法の1つだと思います。
みんなで助け合っていきましょう!

(参考)2019年の国民生活基礎調査(厚生労働省)

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                                                                                              2020/12/03

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