自宅の介護の特徴と注意点

2020/11/12

自宅の介護の特徴と注意点

介護施設の不足とコロナの影響で自宅で家族の介護をおこなっている人が多くなっています。
今回は「自宅で介護する」ってどういうことか考えてみました。

・在宅介護の良いところ
住み慣れた自宅と地域で穏やかに過ごすことができ、家族に見守られながら介護を受けられたり、
訪問やデイサービスなど自由に介護サービスを選べるなど、在宅介護にはたくさんのメリットがあります。

・しかし良い面ばかりではありません。
介護は終わりが見えないことが多く、期間が長くなればなるほど、難しくなることもあります。
そこでここからは、在宅介護の課題をみていきたいと
思います。

  1.在宅介護は仕事との両立が難しい
在宅介護は基本的に24時間、365日休みなしで行わなければならないことが多く、
在宅介護を理由に退職する“介護離職”の増加が社会問題になっています。

・離職後だけでなく、介護が終わった後も再就職が難しく、再就職しても収入が大幅に減少し
経済的に苦しくなるケースも少なくありません。

介護サービスの存在・内容の理解を深めるなど、情報を集め他の選択肢の検討も必要です。

  2.肉体的負担が大きい
在宅介護は、介護施設のような設備がなく、また1人で介護を行っている場合も多いようです。
そのため、肉体的な負担が大きく、腰痛を発症したり、自分が倒れてしまうケースなどが見受けられます。

・肉体的負担は、高齢者が高齢者の介護をする、いわゆる"老老介護"の場合、特に深刻な問題です。

  3.元気な頃を知っている
今まで出来ていたことが出来なくなったり、徘徊、暴言や暴力が見られることもあり、
「元気で優しかった頃」を知るご家族にとっては、その違いに悩み、苦しくなることも。
また、こういう状況が長く続き介護をする方の心が病んでしまうケースが多いと言われています。

・ひとりで抱えこまないで!
無理をしてしまい、共倒れになってしまったり、虐待をしてしまうケースが増えています。
育ててもらった親を介護することは義務だと感じている方が多い一方で、
多くの方が自分の介護を子供に負担させたくないと思っています。

一人で抱えこんでしまわず、どうするのが一番良いのかご家族で相談したり、
各自治体に設置されている地域包括支援センターなどの相談窓口で相談しましょう。
自分の身体や気持ちを守ることも、大切にしてください!


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                                                                                              2020/11/12

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